女性はタバコを止めない?女性の喫煙率は横ばい傾向

今日もご覧いただき、ありがとうございます。
歯と喫煙。関係ないように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、タバコのヤニ汚れひとつとっても無関係とはいえません。
ということで、今回は喫煙、特に女性の喫煙者がドキッとするかもしれないお話し。

上の図は、厚生労働省国民健康栄養調査による成人喫煙率の推移です。
少し見にくいかもしれませんが、男性の喫煙率が年々下がってきているのに対して、女性の喫煙率は大きく変わらず横ばい傾向。女性の方がタバコを止めにくいのでしょうか?かく言う私も、やめてもう長いですが、かつては喫煙者でしたので禁煙の難しさはよく分かっているつもりです。

口元から老ける?!喫煙が歯や口に与える影響とは?

喫煙の健康に与える影響というのは、煙草のパッケージにも記載されていますし耳にタコができるほど聞いていることと思いますが、今回はセルフホワイトニング専門店の立場からお話ししたいと思います。

早速ですが、喫煙が歯や口に与える影響は以下の通りです。
・ヤニが付いて歯が黄色くなる
・吐息がタバコ臭くなる
・歯周病になり易くなる
・歯茎の色が赤紫色になるなど、悪くなる
・歯が長くなる
・味覚が鈍くなる
・老けて見える
最後の「老けて見える」は、上記の影響が重なり合って結果的に老けて見えるわけですが、実は歯が黄色く、歯茎の色が悪いと想像以上に老けて見えます。

実際に若い間は多少老けて見えたところで大した影響はないのかもしれませんが、中年期になると一気に老け感が増します。
その頃になるとお肌や髪の毛にも年齢が現れてきますから、喫煙による歯の着色による老け感とあいまって、急激に老け込みます。
これは喫煙による血行不良によって髪の色つや、お肌の状態、歯茎の状態などに影響が出てくるためです。

ヤニ汚れだけではない!喫煙の影響

上記に挙げた喫煙の影響について、ひとつずつ見ていきましょう。
「ヤニが付いて歯が黄色くなる」というのは皆さん、よくご存じですね。これは歯の表面の膜(ペリクル)がタバコに入っているタールを吸着する性質があるためです。通常の歯みがきではなかなか落とせない汚れとなります。

研磨剤の強いもので削り落とすと、一旦は落ちますが、削った時にできた歯の表面の微細な傷に余計汚れが付きやすくなるのでおすすめできません。ヤニ汚れにもセルフホワイトニングが有効です。

「吐息がタバコ臭くなる」というのも気になりますね。
これはマウスウオッシュなどで一時的には改善できますが、肺に吸い込んでいる以上、無くす、というのは困難です。

歯周病になり易くなる」「歯茎の色が赤紫色になるなど、悪くなる」「歯が長くなる」という三つは喫煙によって歯磨きがしにくくなり、その結果歯周病菌が増える事で歯茎の状態が悪くなることに加え、喫煙によって毛細血管の血流が悪くなり代謝が落ち、余計に歯茎の状態を悪化させることになるために起こる症状です。

歯茎もお肌と同じく年齢を重ねるとコラーゲンのクッションが痩せてきて、歯茎も痩せてしまいます。それを喫煙によって加速させてしまうため、歯茎の痩せが進み、歯の根元が見えてきて歯が長くなったように見えてしますのです。

ちょっと想像してみてください。
歯が黄色くて長くて、歯茎が赤紫だったり赤茶色だったりするご自身の顔を…
こんな症状が、最後の「老けて見える」につながるわけです。

ちょっと大袈裟に怖がらせてしまったでしょうか。
もちろん日々のお手入れで、喫煙者であってもこういった症状にブレーキはかけられますが、タバコ臭の口臭や、舌にタールが付着することなどによる味覚障害など、煙草を吸わない人に比べると日々のお手入れと言ってもなかなか十分なケアをするのは難しいと言えます。

セルフホワイトニングは喫煙女性の救済手段となるか?

もちろん禁煙するのが一番良いと言えます。かつて喫煙者であった私も「止めて良かった」と断言できます。
ですが今の状態を改善するためにセルフホワイトニングで出来ることがあります。

セルフホワイトニングの光触媒の効果で、まず「歯のヤニ」を取ることが出来ます。
そして消臭効果によって口臭が一時的に軽減されます。残念ながら肺からの臭気対しての効果はありませんが、口の中の臭いには一定の効果が期待できます。一時的ではありますが、LEDライト照射によって、ほんのりと温かくなり、血行が促進されます。リラックス効果も抜群です。

とにかく現状より状態を悪くしないように、少しでも清潔感のある印象を保つためにも、禁煙と共にセルフホワイトニングにもトライしてみてはいかがでしょうか。